いよいよ来週の火曜日、東京フォーラムで展示会が始まります。展示会ブースでサイドの壁面に飾る”タペストリー”が出来ました。 ワイヤーカットで作ったジグソーをデザインしました。通路の遠くからでもわかるように”微細”と言う文字を大きく書いて、ワイヤーカットの文字を入れてあります。 ワイヤーカットと言っても、加工のわかる人なら通じますが、知らない人が多いと思います。 テレビで紹介された際は”電気カッター”、、なるほど、ワイヤー線に電気を通し、加工物(導体)にも電気を通します。 異相の電気を通電すると、間に放電現象が起きます。わかり易くいえば、雷のような現象(放電)が狭い間で発生して金属を溶かして行きます。 それを動かしながら金属を溶かすので線との間に隙間が発生し、数値制御しながら動かすことで、金属を思いのように溝を作りながら加工していくものです。 金属の線をより細く、、髪の毛より細い線(径が0.03mm)まで使い、より細かい、精度の高い加工を行うことが可能になります。 プレス加工などの大量生産用の金型の加工に主に用いられましたが、現在は多くが海外に移行してしまったので、部品加工にその技術を生かしています。 特殊な加工技術なので、展示会や、インターネットを通してこんな変わった技術があることを、多くの人に知ってもらいたいと思っています。
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