いつもの微細加工品と違い、当社にとっては割と大きな電着塗装品の積層材の加工をおこなっています。
SPCCの板に電着塗装がしてあるため、そのままでは導通せず、加工が出来ません。板の特に必要でない処に貫通する穴を加工してもらい、その部分の塗装を剥がして鉄のピンを圧入させます。それによってすべての板に導通するようにし、一番下の板の一部、ワイヤーカット機のステージに接する部分の塗装を剥がし、電気が流れる様に加工します。
アルミの材料にアルマイト処理をしてある板の加工と同じような感じになります。そのような処理をおこなえば多少加工速度は落ちますが、ワイヤーカットで形状を加工することが出来ます。
またグラファイト系のファイバー繊維でもうまく導通させることが出来れば加工は可能となります。その他ダイヤモンドコンパックスなどの人工ダイヤモンドの加工には、当社が所有する油中ワイヤーカット加工機が適しています。
通電性のある板などの加工の依頼の際は、経験の多い当社にご相談いただけたら幸いです。