皆さまお久しぶりです。最近は仕事の流れがあまり良くありません。ただし、こういった時だからこそサンプル加工や加工の研究を行っております。準備ができ次第WEBサイトでも公開していきたいと思います。
通常、当社の得意とする微細部品の加工依頼は種類ほど多くないものの、それなりの注文があります。
直径0.05mmワイヤーで加工すると、最小コーナーRは0.03mm位の微細形状の加工が可能です。特に近年はパンチ形状での切り落とし部の出っ張りの要求が厳しくなっており、0.5×0.45の角の範囲で出っ張りの出ない形状を要求されることもあります。その要求に対応できるようにアプローチに工夫を施した上で極細線でないと実現できない形状加工を当社は行っております。
ワイヤー線の材質も真鍮合金やピアノ線を芯材に使った特殊線も出ていますが、当社では以前より真直性やテンション・使いやすさの面からタングステンワイヤーを使用しております。コスト面では多少割高になってしまいますが、品質の安定を最優先に考えて加工しています。
加工面の酸化被膜や面精度の点からワイヤーカット放電加工でも油加工の良さが認められていますが、当社ではただ使うだけでなく工夫・経験を生かして機械を使いこなすことで、より良い精度・よりきれいな面の加工を追求しております。
コロナ禍が過ぎた時代には、より高度な製品作りが求められると思い、常にいろいろな分野の材料の加工にトライをしております。
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