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微細0.03ワイヤーの油中ワイヤー加工

0.03ワイヤー油加工で、上部の溝の幅が0.15mm,下の凸の幅が0.18mmで溝と凸を作りました。

円孤のRは、0.0172mmで作ることが出来ました。上の写真からは全体像がわかりづらいですが、この製品はブリッジのような形状をしています。

 上記の写真はKeyenceの画像寸法測定器(IM)の測定結果なのですが、この写真が限度のようです。当然ですが、この製品の該当部分をみても目視では何も分かりません。


0.036の溝加工(0.03ワイヤー油加工)

 板厚が0.4mmの真鍮の板に、内径φ3.2mmで溝加工をしてみました。内歯形状で、溝の幅は0.0362mm~0.0364mmに仕上がっています。円周上に120ヶ所溝が切ってあります。上記の写真は倍率x100で撮影したものです。

 φ0.03mmワイヤーで一番細いワイヤーの条件でサンプル加工してみました。


SUSの板に溝穴加工(連結部がほとんど無い溝形状の加工)

 ステンレスの板の加工です。上下に長円形状がほんの少しの部分を残して入っており、さらに両サイドに0.5mmの溝が入れてあります。30mm角ほどの製品ですが、このような形にするには、部分的に加工を行い、最後にその部分を切断するようにしないと、変形してしまいます。

 最後にこのような形状にした時は、中央の部分はゆらゆらとするような製品でした。
何とか寸法公差内に入れることが出来ました。


超硬に微細凸加工、鉗子の先端部に

 φ0.05mmワイヤーカット油加工で加工しました。荒い方はピッチ0.4mmで深さ0.2mmで、山形状に加工しました。細かい方はピッチ0.2mm深さ0.1mmで加工してあります。

 鉗子の先端部で、組織をつまむ部分です。材質は超硬なので、体内に入っても問題ないそうです。ただ難加工材である上に、非常に硬く加工が困難です。ワイヤーカット油加工には適しています。