上下異形状加工について

    

下記の様な加工をしたいと思ったことはございませんか?

・なるべく小さいコーナーRの穴加工をしたい
・テーパーになった穴を加工したい
・上の面と下の面が異なった形状の穴を加工したい(上下異形状)
・2つのスケッチでロフト形状を作成したが、データ通りの滑らかな面の加工をしたい

上下異形状(ロフト形状)の例
上下異形状(ロフト形状)の例
     
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上記のような加工を行いたい場合は、ワイヤーカット放電加工が最適です。
ですが、一般的なワイヤーカット放電加工を行う企業は直径0.3mm程度の真鍮ワイヤー線が標準です。
弊社は細線に特化したワイヤーカット放電加工の町工場です。
直径0.03mm~直径0.25mmまでの幅広いワイヤー線に対応しているため、加工形状や求められる寸法精度・面精度に応じて線径を変えることで、コストをかけすぎたり形状や要求精度を妥協したりすることなく仕上げることが可能です。

直径0.03mm~直径0.25mmまでのワイヤー線
直径0.03mm〜直径0.25mmまでのワイヤー線

弊社にご依頼いただくメリットは大きく3つ!!

Point1.  細線加工歴が長い
Point2.  年間約100件の上下異形状加工を行なっている
Point3.  しっかりとした測定器・観察能力

前述でも軽く弊社の特徴について触れていますが、ここからは弊社にご依頼いただく場合のメリットについて一つ一つ具体的にご説明します。

Point 1. 細線加工歴20年以上!だからこそできる寸法精度

弊社は2000年ごろから直径0.03mmのワイヤー線を扱い微細な部品加工を行ってきました。
一般的な部品加工・穴加工で寸法公差±0.002mmや上下異形状加工部(ロフト形状部)でも両方の形状寸法公差を±0.01mm以内に仕上げるなど、一般他社では困難な加工もこなしてまいりました。
角度は±25度まで加工が可能です。しかし、実際は形状・取り付け方法によって大きく制限が変わってきてしまいます。
弊社の実績値としては±21度(合計42度)の加工もこなしました。
さらに、0.432mm×0.864mmの角穴-φ14.9mmの円の穴加工も行いました。(下穴加工は事前に依頼主様の方で直径0.3mmの丸穴を加工していただきました。)
角穴のコーナーR(角部に出来てしまう半径)は0.03mmほどです。

Point 2. 年間約100件の上下異形状加工を行なっている

上下異形状加工はワイヤーカット放電加工機を保有している企業でも、機械が角度をつけて加工することができないタイプがあったり、角度をつけて加工できたとしてもやりたがらない企業が多いです。理由としては上下異形状加工は加工ノウハウが重要になってきます。機械ができるからといって機械を保有している企業が必ず加工できるとは限りません。
弊社は上下異形状の加工を依頼されることが多く、新型コロナウイルス感染症で受注が減った2020年でも年間100件程度の加工を行いました。また、依頼主も研究機関や大学が多く、最先端の厳しい加工要求にも応えて部品を作成しています。

Point 3. しっかりとした測定・観察能力

弊社は微細・精密部品加工に特化しております。そのため、測定機もKeyenceの画像寸法測定器で高精度な測定ができるタイプを保有し、加工面の状態を観察するために、走査型電子顕微鏡(SEM)を社内に保有しております。近年ではさまざまな材質における加工条件の違いによる加工面の仕上がり具合などを蓄積しており、日々より良い放電面・加工精度となるように研究を行なっております。

画像寸法測定器とデジタルマイクロスコープ・走査型電子顕微鏡(SEM)

テーパー・上下異形状加工サンプル

弊社で加工した上下異形状加工のサンプル品です。

上は桜、下は円形状の加工
上は桜、下は円の上下異形状加工品サンプル

弊社でサンプル加工した最大の角度・勘合ができる上下異形状品です。
たびたび弊社の企業紹介動画などでも勘合の様子を撮影しています。
このサンプル品の材質はアルミニウム(A5052)で、板厚は50mmほどあります。最小Rは約0.12mmで出来ています。

上は円、下は極小長方形
上は円、下は極小長方形の上下異形状加工サンプル

この加工品は上は円形状、下は極小長方形の加工を施し、それをわかりやすくするために半分にカットを行いました。
この部品は導波管と呼ばれる部品の重要な部分で、弊社ではさまざまな大きさ・角度の加工をこなしております。
材質もアルミ合金・銅合金が多いですが、電気が通る材質であれば何でも可能です。

ワイヤーカット放電加工機メーカーも認める技術力の高さ

弊社はワイヤーカット放電加工機メーカーソディックからも、その技術力の高さを認められております。同社情報誌のソディックレポート(2020年秋号)や同社情報サイトのソディック通信にも掲載されるほどです。

ソディック通信トップ画像

最後に

最後までご覧になっていただきありがとうございました。
一般他社では対応するワイヤー線を絞ることで、消耗部品の削減やワイヤー線交換にかかる時間短縮を行い、コスト削減を行っております。
ですが、弊社で行う部品加工の多くは研究・試作部品であるため、精度・スピードを重視しております。そのため、ワイヤーカット放電加工機本来の性能を余すことなく引き出すために多少費用が掛かるとしても多数のワイヤー線に対応し、少し手間のかかるワイヤー線交換に時間を割き、ワイヤー線の違いによる加工条件・仕上がりの違いを熟知し、皆様に「どうしても作りたい部品はオクギさんに相談するしかない」と認識していただけるように日々、技術の向上を目指しております。
こちらのページをご覧になって、もし「加工をあきらめたあの部品」「現在検討中の部品」がございましたら、是非下記のお問い合わせからご相談ください。
弊社は同業他社からのご依頼も喜んでお受けいたします。
私たちの加工技術が皆様のより良い製品製作につながれば幸いです。

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